犬アレルギーで悩まれている方達へ ~里親Mさんからのお便り~

まじゅちゃんに初めて会ったのは今年の6/21。 
橋本さんが開けて下さった車の後部座席に、かわいい目をしたまじゅちゃんが 乗っていました。
 橋本さんに、「できれば保護犬を飼いたいと思っている」と相談のお電話をした後すぐに 飼育体験の募集があり、それならば応募させてもらおう!とお願いをしたからです。

 しかし... まじゅちゃんがクレートから出てきて、かわいい!かわいい!と触っていると 娘がすぐに何度もくしゃみをし出しました。

 私達は2年前に、18年間を共にした愛犬を老衰で亡くしています。 その犬は外飼いをしていたのですが、立ち上がれなくなった晩年は家の中で介護を していました。  
その時は、たまに蕁麻疹や喉のかゆみがある日がありましたが、 病院へ行くほどの症状ではなかったため、それほど気にしていませんでした。 

 ということで、まじゅちゃんが来てから、娘が犬アレルギーであることを知ることになりました。 

飼育体験は9日間。 まじゅちゃんが少し慣れてきたかな...と感じるところで終わりになってしまいました。  

まじゅちゃんの控えめだけどかわいらしい性格が私達の気持ちにすごく合い、 気持ちとしてはそのままトライアルに移行したかったのですが、娘のアレルギーについて 把握をしないまま飼うことはできないため、寂しい気持ちを引きずりながらお返ししました。 それから毎日、「何とかならないかなー」とネットで犬アレルギーでも犬を飼う方法を探し、 自分なりに色々と模索していました。 また娘がどの程度のアレルギーなのか把握する必要があるのですが、血液検査で血を抜くのが怖い!! と言うので、それさえも出来ずにいました。  

血を抜かずにアレルギーの検査ができるの??? 調べてみましたが、そんな方法はどこにも載っていませんでした。(予想はしていましたが) そこで何とか「指先で少量の血を採取し、簡易検査(陰性・陽性・強陽性)ができる」という方法を 見つけました。 

娘にそれを提案したところ、それでも不安がっていましたが、まじゅちゃんを飼いたい!との願いを胸に 検査をすることにしました。 ところが結果は「強陽性」。

娘は大泣きしました。 

それでも絶対に無理と決まったわけじゃないから、方法を考えようと話をしました。 

 その後譲渡会にまじゅちゃんが来ることを橋本さんに確認させていただき、会いに行きました。 覚えていてくれるかなぁ。覚えてないかなぁ、9日間くらいしか居なかったもんなぁ。 とみんながそれぞれの思いを抱き、まじゅちゃんに会いました。  

まじゅちゃんは覚えてくれていたようで、娘がしゃがんでいると横に来て顔を覗いてくれました。 

 本当にかわいい!!やっぱりまじゅちゃんはかわいい! しかしその日は、よそのお宅にまじゅちゃんのトライアルが決まりました。 トライアル先の方もとても優しそうな方だったので、「寂しいけど、まじゅちゃんが幸せに なればいいよな!」と話しながら帰りました。 

 その後、トライアル先のわんちゃんとの相性の関係で、まじゅちゃんがわんらぶさんへ 帰ってきたことを知りました。

 そこで家族と話し合い、今度は準備万端でまじゅちゃんをもう一度預からせてもらおうということに しました。 ・わんらぶさんから連れて来たら、まずわんこ日和さん(トリミングのお店)でシャンプーをしてもらう ・部屋に空気清浄機を置く ・服を着せる ・掃除をする ・毎日体を拭く ・2週間に1回シャンプーをする 橋本さんにも相談させていただき、まずはこれらの対策でまじゅちゃんを家に迎えることにしました。

最初は娘にはマスクをさせていましたが、10日くらい経った頃、私が仕事から帰ると娘がマスクをしていないので聞くと、 今日はマスクしなかったけど大丈夫だったとのこと。

 それからは毎日マスクをしていませんが、 ・咳 ・喉のかゆみ ・鼻水 が出る日があるものの、毎日ではなく、夜だけ出る日があるため、耳鼻科を受診しました。 呼吸の音は綺麗なので、症状がひどいときだけ飲むために「タリオン」という薬をもらいました。 娘は蕁麻疹も出ます。 

これについても皮膚科の先生に相談をし、蕁麻疹を抑える目的であればずっと薬を飲まなければいけない ということでしたので、それは止め、肌を乾燥させないように保つことが大事ということで ・入浴剤(アトピタ)で保湿 ・ももの葉エキス(肌の化粧水)で保湿 ・ビワエキスでかゆみを抑える ・蕁麻疹がひどい時は市販の薬を塗る と言う方法をとることにしました。 

 目がかゆくなる時は、眼科でもらったアレルギーの目薬をさします。 これだけ書くと、アレルギー症状がいろんなところに出ているのですが、 それぞれがそこまで重症でないことが幸いと思っています。 

 そしてこれらの方法を試して1カ月、娘のアレルギーの度合い、対処方法の目処がついたため、 橋本さんにまじゅちゃんを正式譲渡して頂きたいことを申し出させて頂きました。 橋本さんはとても喜んでくださり、長い期間をかけて私達を応援し見守って下さったことを 改めて感謝しました。 娘は、今後症状が変わって来たら、血液検査をする覚悟を決めたそうです! 

 そして私は、今は考えたくないですが、でも必ず来てしまう最期の日まで、 まじゅちゃんと家族みんなが楽しく暮らせるように頑張っていきたいと思います。 

 最後に、本当に丁寧に関わっていただき、長い期間をかけて応援をして下さった橋本さん、 ありがとうございました。 そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします。  

~動物保護団体 わんらぶ~

動物保護団体わんらぶは、三重県伊賀市を拠点に母と娘。二人三脚で活動しています.。.:*。 一般の住宅を保護シェルターとした、 本当に小さな団体です。 お問い合わせは、公式LINEよりご氏名、ご住所等連絡先ご記入の上よろしくお願いいたします♪

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